先日、ホットクックで作る絶品無水カレーレシピをご紹介させていただいた。
しかし実はカレーだけでなく、色々なおかずが作れるホットクックは今や我が家の必需品。毎日稼働している。
家事の効率化は時間と心の余裕を生み、ひいては人生のたのしみに繋がる。
さて、今や勝間和代さんはじめホットクックユーザは増えてきているし、利用例やレシピもSNSなどでたくさん共有されているから、ホットクックの認知度は徐々に上がってきているように思う。
そこで今回は、これからホットクックの購入を検討している方に向けて、私が思う機種選定ステップについて述べてみたい。
ホットクック総括
ご存知の方は多いと思うが、ホットクックとは調理家電である。
家電の種別としてはストウブやバーミキュラのような無水鍋に分類される。
つまるところホットクックとは、電気を使って無水鍋の調理を行う家電である。
ストウブやバーミキュラとの違いで重要なのは、火か電気かという加熱方法の違いではない。
ホットクックは家電のメリットである「プログラムによる制御」という機能を生かし、予約機能、温度の自動管理、かき混ぜ機能を備えている。これが大きい。
電気的に制御されているから吹きこぼれの心配もなく、コンロも汚れない。メニューをセットすれば温度管理もお任せ。材料を入れてスイッチを押せばできあがる夢のような家電なのである。
ただし使いこなすには少しコツがいるかもしれない。(これについてはいずれ触れたい。)
実際、買ったものの挫折してしまう人の話も聞く。
安い買い物でもないので購入に迷う気持ちも分かる。(ちなみに私は結婚祝いに同僚からいただいて入門した。)
さらに現在ホットクックは大きく旧モデルと新モデルに大別されるため、はじめにどれを買うべきか迷ってしまう。
そこで1台目としてどの機種を買うべきか、その指針について考えてみたい。
ホットクック新旧モデル比較
さて、まずは新旧の違いについて、まずは私の目線でまとめてみる。(間違ってたらゴメン。)
詳しくは色々なところで語られているので調べてみてちょ。
旧モデル | 新モデル | |
色 | 赤 奇抜で個性的なお色、鍋の外周も赤 | 白 馴染みやすいお色、鍋の外周は黒 |
おしゃべり機能 | × アラームでお知らせはあるので不自由はない | ○ 取り出し忘れに便利、愛着がわく、宣伝などうるさい場合も |
無線LANメニューDL機能 | × 主要なおかずは手動メニューで充分、入門には良い | ○ 随時新メニューをダウンロード、追加できる機能、最初いらないと思っていたけれど、新メニューが心を掴んでくる場合があるので侮れない |
日本語表示 | × 早見表を見ながら番号で指定、はっきり言って不便 | ○ 別紙を見ながら操作する必要なし!便利、というかこうあるべき |
炒め機能 | × | ○ たまに使うけど、ホットクックで作るブレイズは煮物機能でできないことはない、というか炒めは最近オーブンを使うことが多い |
煮詰め機能 | × | ○ あまり使わない |
小窓 | ○ ホットクック上部にガラス窓が付いており中が見える | × 中は見えない |
新旧の大きな違いはやはりメニューが購入後アップデートできるか否かだろう。
この機能はホットクックを使いこなした上で重宝する機能なので、まず試してみたい、続くかどうかわからないが、という方は旧モデルでお試しするというのも良いだろう。
最初からガッツリ使いこなしてやるぜ!と意気込んでいる方には新モデルをお勧めする。
ホットクックサイズ比較
さらに新旧それぞれ、1.6Lと2.4Lのサイズ展開がある。
私はもともと旧モデルの1.6Lを使っていて、その後2台目が欲しいと思って旧モデルの2.4Lを購入した。
1.6Lは2-3人、2.4Lは4-5人家族用と紹介されていることが多いように思う。
2.4Lを購入した際、私は夫と2人暮らしだったが、カレーなどガッツリ作る際、大きい鍋の方が便利だと感じた。
というのも1.6Lの鍋では材料がいっぱいになってしまい蓋が閉まらないということがまま発生したのである。(このへんは使い方によると思う。)
2.4Lはデカイという人もいるが、1.6Lも結構デカイ。私の観測では1.6Lも2.4Lも外観はそこまで変わらない。(たしかに2.4Lの存在感はすごいけど。)
デカイついでに2.4Lで大は小を兼ねるという考え方もある。
ホットクック機器選定の考え方
まとめよう。
私が現在考えるホットクック購入の手引きはこうである。
- まずは2.4Lの旧モデルを購入してホットクックを使ってみる。(このモデルは時々Amazonセールで安くなるので狙ってみてね。メルカリで買っても良し。)
- 向いていないと思ったらメルカリで売る。(箱はとっておこうね。)
- いける、新機能が欲しい!と思ったらメルカリで売ってそれを軍資金にして新モデルを購入する。(サイズ感ははじめに買った2.4Lを元に考えてみてね。)
- まず1.6Lの新モデルを購入して色々試してみる。
- 向いていないと思ったらメルカリで売る。(箱はとっておこうね。)
- もっと大きいものが欲しいなと思ったらメルカリで売ってそれを軍資金にして2.4Lサイズを購入する。(サイズ感ははじめに買った1.6Lを元に考えてみてね。)
幸いホットクックは現状メルカリなどで人気が高く、すぐに買い手がつくということが初期購入のハードルを下げていると思う。
また、それぞれのステップ3において、1台目は売らずに2台持ちというのもおすすめである。(ホットクックの2台持ちについては別の機会に触れたい。)
私の場合
先程も少し触れたが、私は旧モデルの1.6L、旧モデルの2.4L、そして新モデルの1.6Lを使ってきた。
現在は旧モデルの1.6Lモデルを手放し、旧モデルの2.4Lと新モデルの1.6Lの2台使いである。
そんな私が思うのは、はっきり言ってよく使う機能は旧モデルでも実装されているのでやりたいことはできる、ということ。
- 発酵・・・温度指定で低温調理が可能、ジップロックにお肉を入れて低温調理後ステーキにすればご馳走、サラダチキンもできる
- 野菜茹で・・・要は野菜蒸し、すごく美味しい、おすすめ
- 煮る・・・手動メニュー5分でブレイズ作ったり、手動メニュー30分で煮物作ったりできるのでそれで充分という考え方もある
- 自動メニュー ゆで卵・・・離乳食やお弁当にとにかく便利
自動メニュー 温泉卵・・・失敗なし、ラーメンやどんぶり、サラダなどで活躍
そして新モデルのみで実装している炒め機能、煮詰め機能はあまり使わないが、麺茹で機能がとても便利ということだ。
- 麺茹で・・・吹きこぼれなし、沸騰したらお知らせ、麺を入れたらタイマーで出来上がり、レトルトパウチの温めも可能
実際、私はホットクック公式メニューを検索して新メニューをアグレッシブに料理してはいない。
しかし、今後さらに便利な機能が実装されるかもしれないということを考えると、旧モデルでは機能アップデートができない点は心に留めておきたい。
結局、旧モデルの「日本語対応していない」点が不便で(早見表を見るのが面倒)、旧モデルを使うときは手動モードばかりになってしまう。
それで充分という考え方もあるし、せっかくなのでホットクック公式レシピを使いこなしたいという方もいるだろう。
加えて、新モデルにしかない機能が欲しいかどうかを鑑みて購入を検討されてみてはいかがだろうか。
おわりに
ホットクックは特に子育てをしている家庭には有用な機能が満載である。
この記事がホットクック購入を悩んでいる方の一助となり、ホットクックで幸せになる人が一人でも増えたら良いな、と思う。
また、結婚したらお祝いでいただくものリストにホットクックを入れることをお勧めする。
では、ごきげんよう。