男性には経験がないから分からないと思うけど、「妊娠報告」って本当嫌なもんです。

 

 

なぜならこれって自ら「自分はもうすぐ会社からいなくなる人です」って宣言する行為だからです。

 

前から分かってるのに安定期を待つと「言えない期間」がそこそこ長いし。

いざ安定期に入ってすぐ報告してもそのあと産前休暇が始まるまで2−3ヶ月くらいそこそこ期間があるし。

直前まで黙ってると今度は分かってたのに言わなかったってことになってしまうし。

(会社のことを考えるなら、言える時期になったらなるべく早く言うべきですね。)

 

 

とにかく報告してもしなくてもいずれバレるし、報告したあとは居心地悪いこと請け合い。

 

なんの罰ゲーム?って感じだ。

 

今更戻せないし、仕方がないことだし、というか本来おめでたいことだし、自分自身嬉しいはずなのに、会社に対するこの後ろめたさはなんだろう。

 

産休も育休も制度として認められているものであり、社員として取得する権利があるものなので堂々と取ればよろしい、と言われればそれまでだけど、どうしたって心苦しく居心地悪い気分になってしまう。

 

マネージャ(上司)に妊娠報告をする際、管理職としてそうあるべきだと思うし、当然のことではあるけれど、マネージャの頭の中は「代替要員」のことで頭がいっぱいだ。

 

野球の試合中に欠員が出れば、すぐに次の選手をどうしようかと考えるべきなのと同じで、いなくなった(これからいなくなる)選手のケアなんかよりも(それが大事じゃないとは言わないが)、すぐに次の一手をどうすべきかを考えなければならないのは当然だ。

そうでなければゲーム(試合)が継続できないのだから。

 

 

「別に自分でなくては駄目なわけではなかったのだ」と落ち込む人もいるかもしれないが、会社員として代替要員がいるというのは当たり前のことで(そのために育成が重要)、会社は歯車がひとつかけても存続できるべきであり、会社にとって恐ろしいのは「属人化」である。

 

つまり、妊娠報告によって自分が誰かに代替されることそれ自体に後ろめたを感じる必要はない(悔しさみたいなものはもちろんあると思うが)し、いなくなったあとのことはマネージャ含め、残った人が考えるべきことだ。

 

 

では、妊娠報告における居心地の悪さは他の休職と何が違うのだろうか?

 

 

たとえば、交通事故に遭ってしまい、怪我をして入院したとする。
その間チームから抜けます、というのはなんだか「やむを得ない感」がある。

 

一方、妊娠報告となると「これだからオンナは」と思われているのではないか…

そんなふうに勝手に思ってしまっているのだ。

 

 

せっかく育てたのに。せっかくこれからこの案件を任せようと思っていたのに。

「自己都合」で抜けるのかよ。

女じゃなかったらそんなことはないのに。

 

 

そんなふうに思われているのではないかという気がしてしまうのだ。

 

だけど、当たり前だけど実際そんなふうに言われているわけではない。
受けての問題として勝手に「罪悪感」を感じているだけなのだ。

そう考えると、それってなんだかすごく「損」な気がしてくる。

 

 

なぜ罪悪感を感じるのかといえば、それって多分、母親をはじめ周りの女性のそういう態度を見続けたせいなのではないか、と思うのだ。

女はこうあるべきで、後ろめたさを感じなければいけないものである、という無意識の刷り込み。

だから私は、後輩のためにも罪悪感を感じたくない。

 

 

日本の女性はもっと堂々と生きるべきだ。

産後、復職するのは当たり前。

女性が経済的に自立しているのも当たり前。

そのためにやるべきことはやっている。

そんなふうに自信を持って生きていきたいし、その背中を後輩たちに見せてゆきたい。

京野
ばいちゃ!

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