アンパンチ

実家に里帰りしていたときに通っていたピアノのレッスンが残っているため、新しい幼稚園が終わった後、息子と娘を連れて実家に向かった。

すると末っ子の弟が子連れで来ていた。弟の子、つまり私の甥であり、息子の従兄弟である。

 

この甥は息子と歳が同じなのだが、一緒に遊んでいると活動的というか暴力的というか、3歳の男児とはこういうものなのかもしれないが、結構な攻撃を食らった(私が)。

息子が穏やかな性格なので結構びっくりしたのだが、「アーンパーンチ!」に始まり、なにか必殺技を繰り出しているようだった。

 

これで気付いたのだが、息子はアンパンマンを見たことがない。他のヒーローもののテレビ番組も一切見ていない。

基本的に民法の番組をつけないためである。

息子の好きな番組は「びじゅチューン!」と「にほんごであそぼ」であり、そもそも必殺技で相手に攻撃するという発想がない。

甥と一緒に遊びながらやや攻撃的になっていく息子を見ながら複雑な心境になったのであった。

 

そもそも、なぜアンパンマンはアンパンチするのだろうか。

なにか折りが合わない相手がいた際、話し合うという選択肢はなかったのか。

他のヒーローものの番組に関しても、たいてい敵が現れ、現状の平和を守るために戦って相手を排除するというストーリーに見受けられる。

なぜ有無を言わさず攻撃するのか。

現実の世界に置き換えてみると結構恐ろしいことである。

 

アンパンマンはぜひバイキンマンを論破し、お互いにとって良い決着点を見出す、そんなストーリーにしてみてはいかがだろうか。

 

 

写真は、ひとりでパズルをする息子。従兄弟と一緒に遊べる日は来るのか…。

 

 

京野
ばいちゃ!
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