上の子下の子

子どもが生まれると上の子が可愛くなくなるという話をよく聞く。

だけどいまのところそんなことはまったくない。

むしろ2人とも、とても可愛くて愛しい。改めて好きな人と新しい命を紡ぐ幸せを感じる。

結婚してみて良かったし、子どもを産んでみて良かった、と思う。こればかりはやってみないとなかなか分からない感動だ。

 

子どもは2人とも大好きだけど、私は特に長男の心のケアに気を配っている。

下の子が生まれたことで、上の子は自分が大事にされていないのではと感じやすくなる。それで赤ちゃん返りが起こるのだという。

特に息子は心が敏感でデリケートだ。

私は息子に呼ばれればすぐに応え、駆けつけ、目を見て話に耳を傾けるようにしている。これが本当に重要なことだ、と思う。

 

私は自分が子どもの頃、大人は子どもの話を全然聞いていないしこちらを見ていない、と思っていた。

もちろん、親は子どもを見ていなくはないし、毎日会話もしているのだと思う。だけど、こと親に対して子どもの期待値は高いのだ。

「ちゃんと聞いてくれていると思っていたけれど意外と聞いていない」「愛されていると思っていたけれど、意外とそうでもないのかも」となりがちだ。

 

だから私は気をつけている。

自分の気持ちを伝え、それを行動で示していくことの重要性を知っているから。

今、子どもと過ごせるこの時間を大切にしたい。

 

週末、里帰りしている実家に夫が来た。

その日の夜、娘が泣いたので夫があやしていたがどうにもならず、息子の寝かしつけを夫に代わってもらい授乳することにした。

 

「もうすぐでお腹いっぱいになるぞ。そしたら赤ちゃん寝るから…あと少し。もう少しだ。ちょっと待っててね…!」

気が急く。

「よし、授乳終わった!」と赤ちゃんをベッドに置いて駆けつけたとき、息子は今まさにスッと眠りについたというところだった。

眠る直前「ママとぎゅうしたかったなぁ…」と呟いていたという息子。

 

お兄ちゃんになってから一生懸命耐えて我慢しているのが分かる。たくさん愛してあげたい。

 

 

写真は、お絵かきをする息子。

 

 

京野
ばいちゃ!
スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう