先取り学習

息子はベネッセの「こどもちゃれんじ」という教材を3学年分受講していたが、これを1年間継続したため、教材の重複を防ぐために昨年下から2学年分の受講を停止した。

現在は、一番上の学年(2学年上)の契約のみ残して続けている。

 

別に、我が家の方針として先取り学習を良かれとしているわけではない。

たまたま「こどもちゃれんじ」の同学年、1学年上のコンテンツが息子にとって簡単すぎてつまらなそうだったため、その先の景色を見せてみようか、と思ったというだけの話。

 

この試みを1年以上継続してみて、個人的にはとても良かったと感じている。

「こどもちゃれんじ」はポスターや時計など、テキスト教材に連動したおもちゃの付録がついている。我が家では(親が面倒なので)市販のおもちゃはほとんど買わず、基本的にこどもちゃれんじの付録で遊び、この中で特に興味を持つものがあればそこから広げている。

息子の興味のきっかけ、導入として活用しているという感じ。

 

息子は「こどもちゃれんじ」のおかげで3歳までにひらがな、カタカナ、時計の一部が読める。文字を書くことにも興味を持ち、ひらがなを練習し始めた。

これらは親が強制的に教えたわけではなく、我が家の場合はたまたま「こどもちゃれんじ」という環境設定をした結果、息子が興味を持って自発的に学習した結果である。

文字や時計が早いうちに読めるようになると便利だ。自分で情報収集してさらに興味を広げることができるし、時間で行動を促すことができるようになる。

しかし、文字も時計もいずれ読めるようになる。それがちょっと早くできるくらいなんでもないことだ、と個人的には思う。焦る必要はまったくない。

 

息子は毎月「こどもちゃれんじ」が届くのを楽しみにしているし、ワークも興味を持って自発的に取り組んでいるのでこれを続けてきた。

けれど、最近になって2学年上のワークが難しくなってきた。ほとんどの問題は解けるのだが、挑戦問題として設定されている問題でつまずくことがある。

私は別に解けない問題があっても良いし、間違えても構わないと思うのだが、先日書いたように息子が泣いてしまい、「できない」「間違えた」ということに傷ついてしまうようなので、息子にとってあまり良くないのではと思い始めた。

そこで、問題文を読んだだけでは問題の意図を理解するのが難しい問題は親が読み解いてやり、場合によっては半ば答えを誘導してみた。つまり、本人が不用意につまずく前に、石を取り除いてやるのである。

しかしこの件について夫と会話した結果、「そもそもレベルが合っていないワークを無理して継続しなくても良いのでは」という結論に至った。

 

私は「解ける問題ばかりではつまらないのでは」「できるならその先を」と思っていたけれど、夫に「解けるという経験も必要」と言われ、たしかにそうかもしれないと思った。

多少解けない問題があっても、知見を広げる教材として残しても良いのではと考えていたけれど、3歳児にとってはまだまだ「自分はできる」という経験が必要だろう。なにも今無理に先取り学習をさせてストレスを与える必要はないと思った。

 

「こどもちゃれんじ」の教材はよくできていて、ワークのほか、付録のおもちゃも遊び感覚で学べるよううまく工夫されているし、テキストには理科の題材、マナーや人間関係に関するお話が盛り込まれていたりとよく考えられていると思う。加えて、会員コンテンツとして動画やデジタルワークが配信されており、タブレットで学べるのも便利だ。

しかし、ここらで一旦お休みしてみようかと考えている。

 

 

写真は、庭の梅の花。蕾が膨らんできた。

京野
ばいちゃ!
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