いろいろな角度から

最近、「ザ・ファブル」という漫画を読んでいる。

個人的にこの漫画が好きで、何が面白いのかと聞かれれば特になにということはないのだけど、その狙っていない感じが好きだ。

私はミステリーなどでも「すごいでしょう?」を押し付けてくるものがちょっと苦手で、控えめ面白さが心地良い。

主要キャラクターが「良い人」なのも良い。この漫画の主人公は殺し屋で、登場人物は主にやくざがなのだけど、憎めないキャラクターが多い。それがなんだかほっこりする。

 

ちなみに殺し屋の主人公は世間一般だと「ちょっとずれてる人」に当たると思う。だけど好感が持てるのはなぜかというと、そのキャラクターの良さが生きるように演出されているからだろう。

つまり、どんな人も見方によってその印象はずいぶんと変わってくるのだと思う。

過去の嫌な記憶や先入観で一度「ズレてる」「おかしい」「嫌い」「憎い」という見方をしてしまった人に対しては、何に関してもマイナスの見方になりがちだ。その解釈をちょっと変えるだけでまったく違う見方ができるはずなのに、感情に縛られてしまうと途端にいろいろな見方をすることが難しくなる。

夫婦喧嘩などはその最たるものではないだろうか。

母から父の悪口を刷り込まれた子どもも同じ。

 

気をつけたほうが良い。

 

 

写真は、生後約1ヶ月目の赤ちゃんの足。

 

 

京野
ばいちゃ!
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