
以前noteマガジンでもお話ししているとおり、息子はベネッセの「こどもちゃれんじ」という教材を3学年分受講していたが、これを1年間継続したため、教材の重複を防ぐために下から2学年分の受講を停止し、現在は一番上の学年(2学年上)の契約のみ残して続けている。
来年度、年長(息子の2学年上)用の「じゃんぷ」というコースは3つの受講タイプから選べるようになっており、そのうちのひとつが今流行りの?タブレットタイプの教材だ。
つまり、(おそらく)ベネッセから専用端末が送られてきてデジタルコンテンツに取り組むというタイプの教材である。
現在息子が受講している紙タイプのコースでも、専用端末の配布はないものの専用アプリからマイページにログインするとデジタルワークというものに取り組めるようになっている。
息子はこのデジタル教材が好きで、私のiPadを持ってきて自発的に取り組むようすが観察できる。
うまいなと思うのは、1日1回ガチャが引けるようになっており、「今日のガチャをやりたい」→アプリを開く→デジタルワークが目に入る→ワークに取り組む、という流れが自然とできる点。
図形を指でくるくる回して合わせる問題など、動きにギミックをつけたりできるのもデジタルならではのメリットである。
アプリではデジタルワークのほか、動画コンテンツも配信される。DVDを入れ替える必要もないし、出先で過去の動画にアクセスできる。
すべてのコンテンツがタブレットに集約されているからこその利便性だ。ちなみに、今後はDVD送付がなくなるらしい。
このように、デジタル化にはメリットもたくさんあるが、もちろん紙コンテンツの良さもある。
たとえばひらがな練習など、鉛筆ワークに関しては実際に鉛筆の筆圧を体験することが重要だということももちろんある。
が、それだけではなく、デジタルワークと比較した紙コンテンツの最大の強みは、受講したテキストが手元に残る点だと思う。つまり、受講をやめてもやり残したワークにいつでも着手できる。
これがデジタルコンテンツはどうだろうか。退会した瞬間に(おそらく)マイページにログインできなくなり、過去のコンテンツにアクセスできなくなる。
デジタルコンテンツの弱点は「コンテンツがすべて相手側にあること」なのだ。
これはKindleなどの電子書籍も同じである。紙の本は場所を取るが、Amazonが潰れようが電子書籍事業から撤退しようが、捨てない限り手元に本が残る。
電子書籍は便利であるが、この点を忘れてはならないと常々思う。
