
産褥期。
授乳しておむつ替えして沐浴しているうちに1日が終わってしまう毎日。
加えて、コロナ禍で登園を自粛している長男と全力で遊んで、ご飯あげて、お風呂入れて、歯磨きさせて、ぐったり。
里帰りで家事をまったくしていないにも関わらずこの疲れ具合。
身体は疲れているし、やることがないわけじゃない。なのに退屈な毎日。
赤ちゃんは日に日におっぱいを飲むのが上手になり、心なしか体重がずっしり増えた気がする。最初はもじょもじょとイモムシのように動いているだけだったのに、目もしっかり開くようになりときどきこちらをじっと見る。だんだんと人間らしく、愛らしくなってきた。
なのに私は毎日おなじことの繰り返し。何も進歩がないんじゃない?と思う。
忙しいけれど退屈。
身体は疲れているけどなにかしたい。
だけど頭はまったく働かずひたすらに眠い。
だけど寝たくない。
だけどだけど。
こんな矛盾を抱えながら、身動きできない生活にストレスが積もってゆく。
べったりとのっぺりと、ただただ単調に過ぎていく毎日。
子どもたちはとても可愛くて愛おしくて、いま私はとても幸せなはずなのに、この虚無感と焦りはなんだろう。
実家の世話になっている手前、自分がやりたいことのために夜更かしして体調を崩すわけにはいかないし、なるべく身体を休めるべし、というアドバイスはもっともなものだ。
産褥期は欲求を殺して身体を休める1ヶ月。やりたいことができないのは仕方がない。
あぁ、早くこの退屈が終わらないかなと思う。
早く元気になって外に出たい。
考えたいことを考えたい。
写真は、ブロックをする息子の後ろ姿。

京野
ばいちゃ!