
私は社会人になって一人暮らしを始めてからテレビを持っていたことがない。しかし実家にいるといつもテレビがついているな、と思う。
最近は毎日北京オリンピックのようすが映し出されている。
そういえば、私はこれまでオリンピックをきちんと観たことがなく、夏と冬の2回、それぞれ4年おきに開催されていることを知らなかった。
この前の夏季オリンピックは開催国が日本だったこと、息子の国旗熱がフィーバーしていたこともあってテレビで少し観た。
今回は、実家でテレビがついているのでなんとなくオリンピックの存在を把握した。
それでテレビをぼんやり観ていたら、やたらとカメラワークが気になる。先日、スノーボードで飛んで回転している映像が何度も流れたのだが、すごいアングルで撮るなぁ、綺麗だなぁと感心した。
その後、無印良品アプリから通知が来た。なんとなくクリックすると、商品のまとめページが開いた。
ここでも写真の構図がとても気になる。
実家のキッチンでしげしげと写真を観ていたら、弟がとおりがかった。
「この写真、じょうずだよね」
話しかけたら「どれどれ」と腰をおろしたので写真についてすこし話す。
「この背景を白にするのは勇気がいるよね」
「でもそうすることで清潔感が出てるよね」
「この写真はこのフックの商品ページ?」
「写真を見てこの商品に目が吸い寄せられるのはどうしてだろうね」
カメラを買って写真を撮り始めてから変わる視点が相変わらずおもしろい。
写真は、ポストにびじゅチューンが入っているかどうか確かめに行く息子。

京野
ばいちゃ!