
入院二日目が始まった。
入院部屋は3人部屋と個室から選ぶことができたが、私は迷いなく個室にした。1人でのんびり出来て良い。
20代のころは出張が多く、平日のほとんどをビジネスホテルで過ごした。私は仕事のあとみんなでわいわい飲みに行くよりも、ホテルで1人のんびりするのが好きだった。
今回久しぶりに個室で1人になり(赤ちゃんはいるが)、なんとなく当時のことを思い出したりした。
個室エリアのラウンジにはティーセットやお茶菓子が用意されている。部屋にもポットやティーバッグが、また、持参したハーブティーもあるので好きなときにお茶が飲めて良い。
産後、とにかくお腹が空くのだけど、幸い病院のご飯がとても美味しい。毎回ぺろりと完食。
第一子の時も今回も、産院というところは本当に居心地が良いなと感じる。今回は三泊四日で退院だが、もっと居たい、と思う。
栄養バランスが取れた食事、疲れたときには赤ちゃんを預けることができる新生児室。困ったときに頼れるスタッフの方々。
どこの産後も産後の入院はたいてい1週間弱だと思うけれど、退院後もいつでも利用できる産院のような施設があったら、子も母も救われるという人が多いのではないだろうか、などと思う。
授乳室に行くとお母さんたちがこぞって授乳しており、なんだか異様な光景。同志たちが集う合宿所のようだ。
第一子のときは、産前から母親学級に参加しており、同時期に入院したメンバーとはお互い悩みを分かち合った。産後メンタルに涙を流す子の肩をさすった日が懐かしい。彼女たちは元気だろうか。
今日は、10時過ぎから予約していたアロマへ。赤ちゃんを新生児室に預けて一時間の全身マッサージ。
午後は沐浴練習があった。
スタッフの方たちはそれぞれ共用のiPadを持っており、折を見て写真を撮ってくれる。それが個人ページにアップロードされ、あとでダウンロードできるしくみになっている。
沐浴練習の様子も写真に収めてもらった。
なかなか自分を含めた写真が撮れないのでありがたいなと思う。
