カメラ探訪4ー愛着の湧きそうなカメラ探し再び

前回の続き。

 

スペック沼にハマって色々見ているうちに、はじめ予算10万円だったはずが20万円のカメラを見始めていた。

しかしここで「やっぱりこれは自分にはオーバースペックだな」という揺り戻しフェーズがやってきた。

 

最近新しいカメラをフォローしていないと言っていたT君が、わざわざ家電量販店で最新の機種を見てきてくれた。

そして「どの車選んでも時速300Km出まっせ」つまり、どれも性能としては充分だ(特に初心者にとっては)とコメントをくれたこともあり、「やっぱりファーストカメラは10万円前後でなんとなく気に入ったものにしよう」と初心に返った。

 

きっと、比べてみればそれぞれの機種ごとに細かい機能の違いはあるのだろうし、将来的に気になってくる部分があるのかもしれない。

だけどやっぱりスペックだけで選ぶとそのカメラに愛着が湧かない気がした。

なんとなくファーストカメラは「持ち歩きたいな」と思えるかどうかが重要な気がした。

スマートフォンに性能の良いカメラがついているご時世、せっかく買ったカメラを使わなくなってしまうのが一番もったいないのだから。

 

ここから改めて「愛着の湧きそうなカメラ探し」が始まった。

 

「もっとたくさんカメラが触れるお店はないだろうか」と思い、インターネットで「カメラ屋さん」を検索してみたけれどヒットしない。

七五三の写真撮影ができる写真スタジオとか写真プリントショップばかり出てくるのだ。

たしかに、いまどきはカメラを買おうと思う人よりもプリントサービスを探す人の方がメジャーなのかもしれない。

もしくは田舎(出産で帰省しているため)にはカメラ屋がないのか、老舗のカメラ屋はインターネットに情報が出ていないのか。

 

試しに、妊婦健診の帰りに駅前にある「カメラのキタムラ」に行ってみた。「カメラ屋さん」と検索してヒットした店舗のひとつだ。

店内には机が何台か設置してあり、その上にディスプレイが並んでいる。どうやらこの端末でスマホ写真をプリントアウトしたり年賀状を作ったりできるらしい(よく見ていないので正確なことは分からない)。

商品棚を見ると、プリンタのインクだとかスマートフォンのガジェットがぶら下がっているだけで、カメラは一台も置いていなかった。「カメラの」キタムラなのに!(となんとなく書いてみた。)

 

カウンターにはスマホを持って並んでいる年配の方々。店員さんはその対応に忙しそうだった。

手が空くのを見計らって「カメラを探しているのですが、こちらにはないですか?」と聞いてみた。

やはりここにカメラは置いていないらしい。

スマホで綺麗な写真が取れる今の時代、やはり持ち運びの不便な一眼レフなどをディスプレイするよりもスマホプリントサービスの方が需要があるのだろう。

近くでカメラが見られる場所はないか聞いてみると、近くにあったカメラ屋さんは潰れてしまったという。最終的にはやはり家電量販店を紹介された。

 

息子のお迎えまであまり時間がなかったが、今度はケーズデンキに行ってみることにした。

30分ほどでひととおり置いてあるカメラを握って、ありったけのパンフレットを持ち帰ってきた。

なかなかカメラの購入にたどり着かない。

 

なにしろ全然時間が足りない。

 

写真はもらってきたパンフレットの山。

 

 

京野
ばいちゃ!
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