ここまで何度か続けて片付けの話を書いた。
もともとは、私がどのように部屋を整えていったのかの軌跡を、我が家すべての部屋について詳細に書こうと思っていたのだけど、実際に書いてみたら結局片付けのポイントは共通しているのではと気づいたので、一旦お片付けの話は今回でおしまいにして明日から普通の日記に戻ろうかと思う。場所別に細かい収納の話をしても面白くないので…。
また気が向いたら書くかもしれないけれど…。
ということで今回は、私が新居を整えるにあたりポイントだと感じた点について簡単にまとめたいと思う。
まず一番重要なのは「その家で生活する人にとってあるべき姿」を定めることだと思う。
あるべき姿は、前の記事でも紹介したように、行動別にどこで何をするのか、動線をシミュレーションしながら整理するのがやりやすいと思う。
そうすると、そこに何を収納すべきかが自ずと見えてくるので、実際にものを収め始めていく。
このとき、収めきれない場合には収納場所を変える検討をするか、持ち物を減らすかしなければならない。
なぜ収めきれないのか。それは、当たり前だが現時点で持っているものの数が収納場所に置けるものの数を上回っているからである。
そこで、収納場所を見ながらそのものの適正量を決める。次に、持ち物の数を愚直に数えてみる。そして現状と理想の差分を処分する。
…と、お片付けプログラムを組むとしたら、きっとこんなフローになるだろう。
しかしこんなふうに単純に割り切れないのが人間である。
ものには愛着も思い出もあるだろうし、もったいないという心理もはたらく。
そして、あるべき姿や理想の動線も、その人の性格や家の構造、家族構成によって異なるだろう。
すべての人がミニマリスト的な生活で幸せを感じるわけではない。
つまり、お片付けの答えはひとつではないし、すべてがそう論理的には割り切れない。
だから、もしもプロの力を借りるときにはなるべく自分の思想に合う人を探すことが重要だ。
お片付けにもおそらく流派があって、ミニマリストもいれば素敵空間を追求したい人、インテリアにこだわりたい人など、大事にしたいものやお財布事情も人によってそれぞれだ。
自分のポリシーに合った人、なんとなく信頼できそうな人が見つかると良い。
私は今回オルデナモスのモニターを体験してみて、誰かが見守ってくれる心強さを知った。
また、ひとりでは難しいけれどアドバイスをもらったり、誰かに刺激をもらって進むこともあるのだと知った。
奈賀井さんは、オンライン軍師コミュニティで「みんなで断捨離」という企画も立ち上げてくれた。
「2021年内に100個ものを捨てよう」という目標のもと、個々人が捨てるものの写真をUPしつつその数をカウントするだけなのだが、私はそのチャンネルの中で最終的に367個のものを捨てることができた。これまでまったくものを捨てられなかった人間が、である。
10月10日にジョインして12月27日までの実績なので、2ヶ月弱での成果ということになる。
私は今までの人生の中で、こんなにものを処分したのは初めてだ。
これも、みんなが一緒だからできたことだ。
2022年お片付けの目標を立てている人は、誰かの力を借りてみることも視野に入れてみると良いかもしれない。
