前回は、動線から玄関に何をおくべきか、空間をどう使うべきかを設計するという話を書いた。
今回は、(狭義の)玄関の収納について書いてみたい。
我が家の玄関収納は主に、靴箱と傘立てからなる。
靴箱
引っ越してからしばらく、ほとんどの靴は段ボール箱に入ったままで、とりあえず使う靴のみぽつんと靴箱に収納されている状態だった。
今回、お片付けに着手するにあたり、普段新居に住んでいる夫に頼み、靴類を開梱し靴箱に収納してもらった(Trelloより抜粋)。
結果、収納しきれなかった(並べきれない靴がまだたくさんあるし、サンダルと一部のスニーカーの収納方法もどうかと思う)。
そこで、夫の分を含め持っている靴の数をカウントしてみた。
私はおそらく靴の数を数えたのは初めてなのだけど、数を数えるというのはとても意味のあることだと思った。
まず数字で現状を把握する。一方、靴箱に入る靴の数は決まっている。そうしたら、捨てる靴の数が自ずと決まる。当然のことだ。
捨てなくても靴箱に入らないため別の場所に保管する必要が出てくる。その場所をどう確保するのか、という次の議論に移ることができる。
片付けとはこうやってひとつひとつ淡々と潰していく作業なのだ、と思った。
とりあえず奈賀井さんに現状報告。以下のようなコメントをもらった。
ヒールは当面履かないと思えたが、すぐに捨てることもできず、一旦玄関収納から外すことにした。
そうしたら手持ちの靴がすべて玄関収納に収まった。夫にも不要な靴を捨てる決断をしてもらった。
さらに奈賀井さんからコメントをいただく。ヒールはすぐに捨てなくて良いと言ってもらえてほっとした(まだまだ捨てるのは苦手)。
もともと使っていた収納器具のことを思い出し、これを靴箱に適用してみた。
すると、なんと靴箱に余裕ができた。スニーカーを横に倒す必要もなくなった。
傘立て
続いて傘立てエリア。引っ越し当初はこんな状態だった。
上段にブーツを、中断に折りたたみ傘を格納してみたけれどなんだかいまいち…
このスペースをどう使うべきか…Trelloに思いついたことをメモしたりしていた。
こんなふうにアイデアを書き留めておけるのも便利。
玄関の収納スペースはアクセスしやすい場所なので、ここに冬しか使わないブーツを入れるのはもったいないと思った。
そこでブーツを撤去。傘もこんなに必要ないのではと思い至る。靴のとき同様、数を数えて必要な本数のみ残すことにした。
傘が倒れてストレスなので、もともと使用していた傘立てを中に入れた。
こちらのエントリで触れたように、玄関で手紙や荷物の処理を行うことにしたので、必要な道具をここに配置することにした。
また、かばんの中身を出すスペースを作った。
これまでなかなか物が捨てられなかったが、現状持っているものの数を数え、収納できる数と比較するという当たり前のことを当たり前に行うことですんなりものを捨てられるようになったのだった。自分で言うのもなんだが、すごい。
